2022年の年末、毎年恒例のお餅つきを行いました。お餅つきといっても、お餅は機械がこね、それらを丸めていくという作業をいちイベントとして行っています。今回用意した餅米の量は、スタッフが増えたこともあり、何と八升!!驚きです。
一升ずつ機械にこねてもらい、成形作業は合計8回に分けて行いました。
つきあがったお餅は、お餅を裁断する機械を使って1つずつに切り落としていき、それらを丸めていきます。出来立てのお餅はとても柔らかく、一見簡単に丸められそうですが、表面をつるんとさせた楕円形のお餅に成形するには非常に難しかったです。すぐに固まってしまうため、スピードが命。初めてのスタッフも周りの経験者スタッフに教えてもらい、コツを掴みながらせっせと丸めていきます。
やわらかいお餅を素早く丸めていくというスピード勝負。いかに綺麗に且つ素早く丸められるかを次のお餅がつきあがるまでの間に話し合いました。結果、切り落としたお餅を一斉で丸めていた流れの中に、切り落とされたらすぐに断面を整えるという作業をはさむことに。 柔らかいうちに断面をきれいに整えるという行程が追加されたことにより、きれいに丸めるためにかけていた時間が削減され、一気に効率と出来栄えがよくなりました。 これに限らず、その都度今の自分の進め方や方法がベストを尽しているかどうかを考え、どんどん実践してみることは大事だと実感しました…。
また、今回はトレハロース入りのお餅も作りました。湿度と柔らかさを保つ効能を持ち、加工品の原料などに使われているトレハロース。お餅の柔らかさをキープできないかということで、今回はトレハロース入りとそうでない普通のお餅2種類を作りました。
実際に比べてみると、トレハロース入りだとつきあがったときのもちもち度が違いました!一般的にもこのようにお餅に入れて柔らかくするほか、パンの乾燥を防いだり、肉料理をしっとりと柔らかく仕上げるといった活用例もあるそうですよ。
味についての感想は、何も入っていないお餅のほうが餅米本来の甘味を十分に感じられるため美味しく感じるという声もありました。素材本来の味も柔らかさもどちらも捨てがたく、それぞれ同じ分量のお餅を作りました。
お餅を切り落とす人、成形する人と役割分担を行い、スタッフ総出で連携し合計八升分のお餅が出来上がりました。最後にスタッフや関係者に渡す用にパックへ詰めて完成です。
つきたてのお餅はとても柔らかく、格別でした。海苔やきなこ、おぜんざいなどできあがっては、食べ、一日で様々な味つけでお餅を味わうことができました。
最後には白味噌のお雑煮をいただき、年末を感じられるお腹も心も満たされたお餅つきとなりました。
さて2023年は、何升分のお餅をつくるのでしょうか…?スタッフもさらに増えるとなると、今回の八升からまたさらに増えるかも??2023年のお餅つきも楽しみです。そのときまでお餅を丸めるコツを忘れていませんように…。
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